人生のよろめき

根拠は特にない

6月8日のクエーカー礼拝会

窓のない部屋に老爺が1人、見た目がそっくりな老婆が2人、女とその娘、小太りの男、痩せ細った私、全部で7人。部屋には木製の椅子が4脚だけ用意されており、秩序なく配置されている。老爺は壁に向かって椅子に座っている。老婆2人は向かい合い、お互いの膝と膝をぴったりくっつけて座っている。女は部屋のちょうど中心にある椅子に腰かけて、膝の上に娘を乗せている。娘は目を瞑ったまま動かない。祈っているのか眠っているのか、ここからだと分からない。ひょっとしたら、よくできた人形なのかもしれない。小太りの男は部屋の隅であぐらをかいている。天井を見つめながら、なにかをしきりに呟いている。やはりここからだと聞き取れない。私は立ったまま老爺の曲がった背中をぼんやり眺めている。老爺の首筋には、大きなてんとう虫がとまっていた。黒い斑点が8つのてんとう虫、それはここからでも分かった。

 

“クエーカー派”はプロテスタント系宗派のひとつで、司祭はおろか教会すら持たないのが大きな特徴である。このため、我々の礼拝は儀式的なものではなく神秘的なものに依る。適当な部屋に集まった信徒は、みな合図もなく黙祷を始める。目を瞑る者もいれば、天を見上げる者もいる。祈り方に形式はない。祈り、神を待ち望むうちに、神から啓示を受けることがある。神の声が聴こえてくることもあれば、神の言葉が意識に直接浮かび上がってくることもある、人それぞれだ。天啓に導かれた者は静かに立ち上がり、それを皆に教え説く。このようにクエーカー派の礼拝会は非常に霊的かつ神秘的だ。

 

私は老爺の背中を見つめながら、長い呼吸を繰り返していた。呼吸に意識を向けると、深く濃い無心状態に近づける。・・・意識が徐々に薄れてきた・・・視界がぼやける・・・景色の輪郭が溶けだす・・・やがて色が混ざり合う・・・・・・深いトリップ・・・・・・どれくらいの時間が経っただろう。朦朧とした意識の中で、椅子と床が擦れる音がして、ふと我に返った。老爺が立ち上がって天を見上げている。天啓を受けたのだ。

老爺は、参加者ひとりひとりの顔を見回してから、小さく咳払いをした。ゆっくりと大きく口を開き、はっきりとした声で、慎重に、神からの声をみなに伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池田エライザのことググろうとして池田大作がサジェストされるの嫌すぎる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今夜の礼拝会はまだ始まったばかりだ。

 

2月15-16-17日

 

2月15日(金)

Number girlが再結成する。仕事中にそのニュースを知った僕は、もう仕事どころではなくなっていた。これはヤバい、ヤバすぎるぞ。ひとり妙にソワソワしていたが、周りはいたって日常だった。この会社の中で、Number girlの再結成に歓喜しているのは果たして僕だけなのか、いやあるいはみんな興奮しきっていて、紳士諸君の“心のチンポ”がギンギンに勃起して我慢汁だらだら垂れ流しているのに、もしくは淑女諸君の“心のマンコ”がグチュグチュに濡れ滾ってパンティーにびっしょり染み出しているのに、いたって平熱な・凛と澄ました態度を偽っている人もいたのかもしれない。なるほど、これが冷凍都市の暮らし。

 

2月16日(土)

昼、Amazon Primeで「ニューシネマパラダイス」を観る。4回ほど涙ぐんでしまうシーンがあった。特にラストは声をあげて泣いてしまった。深い“愛”の話。僕はおじいちゃん大好きっ子なので、おじいちゃん系の話にはめっぽう弱いのだ。

夜、「バジュランギおじさんと小さな迷子」を劇場で観る。これまた大号泣。プロット自体はありきたりだが、展開が予想できても泣いちゃうやつ。インド映画って初めて観たけどすごくいいですね。

 

2月17日(日)

昼、池袋のレコード屋に行く。実は金曜日に、スチャダラパーの「スチャダラ外伝」のレコードを入荷したとの情報を得ていたのだが、なかなか行けず。市場に出回っても割とすぐ売れちゃうやつなので半ば諦めていたのだが、ダメもとで店頭を覗いてみるとまだ残っていた。奇跡的購入を果たし、テンション上がってその足でカルディへ。グアテマラとマンデリンの豆をそれぞれ200gずつ・ドライマンゴーとバナナチップスとミックスナッツを購入。帰宅後すぐさまレコードに針を落とす。「今夜はブギーバック」をレコードで聴ける日がくるとは...しみじみ。「GET UP AND DANCE」も好きなんだよね、かせきさいだぁのヴァースが特に好き、いいよね~。ドライマンゴーをつまみながらキリマンジャロを淹れる。この1杯でキリマンジャロの豆を使い切ってしまう。次は今日買ったマンデリンを淹れてみよう。あぁ、なんて優雅な日曜日なんだ、アラサー童貞の休日とはとても思えない。「休日はいつも何されてるんですか?」なんて訊かれたとして、「休日はレコード屋でレコードdigって・豆からコーヒーを淹れて・ドライフルーツをつまみながら・買ってきたレコードを楽しんでますネ」なんてアラサー童貞がほざきだしたら、質問者はマジで気分悪くなるんだろうな、「調子乗んな」と。それに対する僕からのアンサーは「頼むからほっといてくれ」です。ともかく、なんだか久しぶりに土日をイイ感じで過ごせている、天気が良かったから布団と毛布も洗えたし。なにより精神の調子がいい。最近ほんとにいいことがなくて、なんか半年くらいずっと気分が落ち込んでたんだけど、ちょっとずつ調子を取り戻してきた気がする、なんでだろ、あったかくなってきたからかな、あったかくなって活発になるなんて虫みたいだ。寒いと自律神経が乱れがちになるので、おかしな話ではない。気分が上向きになってきて、同時に音楽に対するヴァイブスも徐々に上がってきた。音楽を聴くのが楽しくなってきたのがすごく嬉しい。このままこの調子が続けば良いなー。

2月4日

渋谷に行く。できることなら行きたくない街、人が多すぎる。久々に渋谷ツタヤに行ったら洋楽新譜レンタルのエリアが泣きたくなるくらい狭くなっていた。旧譜のほうの洋楽エリアも狭くなった気がする。いちおう国内最大のレンタル在庫数を誇るらしいのだが。いよいよツタヤも末期だ。たぶんもう二度と行かないだろうな、残念。ちなみに元々洋楽新譜エリアだったところは丸々K-POPエリアになっていた。

 

初めて恵方巻を買ってみる。スーパーで投げ売りされていた。初めて食べたがそこそこ美味い。そもそも巻寿司が好きだ。今年の恵方が分からないので、池の水を全部抜くテレビ番組を観ながら食う。

 

ねぶり箸というのは、箸に付着しているものを舐め取る行為のことで、一般に行儀が悪いとされている。僕はこのねぶり箸を必ずやってしまう。例えば、コロッケと白米とわかめの味噌汁が食卓に出たとしよう。わかめの味噌汁を飲むとき、僕ならまず椀の中の汁を箸でかき混ぜてわかめの所在を分散させてから飲む。そのときにどうしたって箸に味噌汁の液が付着するでしょう。味噌汁でびちゃびちゃになってる箸でそのままコロッケを掴んだら、コロッケに味噌汁の液が伝染しちゃって、コロッケも味噌汁でびちゃびちゃになるじゃん?そのほうがよっぽど汚なくない?

1993

 

僕が生まれた1993年はJリーグが開幕した年らしい。

小学生の頃、仲のいい友達に修斗くんという子がいたっけ。シュート=修斗。やっぱりサッカーをやっていた。僕の父は中高生のころサッカー部だったらしく、社会人になってからもフットサルチームを作ってキャプテンをやっていて、よく一緒に練習に連れて行ってもらった。山形県にはモンテディオ山形というJ2のチームがあって、毎週のように父と試合を観に行ってた。すごく弱くて観てても全然面白くなかった、いつも負けてたな。日韓ワールドカップのときはアルゼンチン対イングランドの試合を観た記憶がある。いま調べたら札幌ドームでやったらしい。わざわざ北海道まで行ったんだ、全然覚えてないや。当時小学生だった僕は運動神経がすこぶる悪くて、サッカーどころかスポーツそのものが大嫌いだったけど、周りの子がみんなサッカーをやっていて、中学生になったらサッカー部に入ろうかな、なんて漠然と考えていた。サッカーに興味を示さない僕に愛想を尽かしたのか、父はいつしかサッカーの試合に僕を連れて行くのをやめた。結局父と母が離婚して地元を離れた僕は、友達が1人もいない東京の中学校に入学して、卓球部に入った。それはそれで楽しかった。

 

昨年25歳になった。もう完全にアラサーである。小学生の頃の僕から見たら、25歳なんてめちゃめちゃ自立した大人だった。スーツを着て、腕時計をして、革靴を履いていればもう立派な大人に見えた。さて、25歳の僕はと言うと、スーツを着て、腕時計をして、革靴を履いてはいるけれども、頭の中では大きいおっぱいのことしか考えていないし、焼酎よりもぶどう味のグミを食う方が断然美味い。大人ってこんなもんか、と思う。いや、他の25歳はもっと自己啓発しているのかもしれない。

そういえば、電車男ってあったよね。童貞の2ちゃんねらーが美女を助けて恋をするってやつ。あれ、主人公が当時22歳のときの話なんだって。電車男は、僕には到底できそうにないことをやってのけている。本当にあった出来事かどうかはともかく。

 

友達のSくんの卒業制作を見に、彼が通う美大に行った。知らない世界に迷い込むのは、いつだって楽しい。僕はSくんに「久しぶりに会ったけど、俺ら全然変わってないね。」と言った。Sくんは「そうかな、そうかもね。」と応えた。

自分を変えるのはすごいことだけど、変わらずにいることもまたすごいことだ。エモいね。

あけましておめでとうございます

新年あけまして早くも1ヶ月が経とうとしています。おめでとうございます。

昨年は「平成最後の~」という枕詞をとにかくよく耳にした1年だったが、最後かどうかはお前じゃなくて俺が決めるんだよッ!という気概を持ちたい。今日という日は二度と訪れない、人生はいつだって最初で最後の一発勝負。毎日がスペシャルなんやね。


前回のブログ更新から半年ほど放置していたが、その間にフジロックでケンドリックを観たりサマソニでチャンスザラッパーを観たり武道館でチャットモンチーの解散ライブを観たり宇多田ヒカルのコンサートに行けたり、行きたい公演は一通り行けた気がする。とはいえ僕個人としては、音楽に対するモチベーションが昨年1年通してずっと低かった。間違いなく過去最低だった。ここ数年で1番音楽を聴かなかったし、音楽(とくにフィジカル)にお金を全く使わなかった。もっともらしい理由もないのだが、通勤時・移動時に必ず音楽を聴いていたのが、一時期ラジオにハマってたのでずっとラジオを聴いてたので、その分音楽を聴く時間も減った気がする。今年の新譜もあまりディグれていなくて、過去リリースのお気に入りの曲をちょくちょく聴いていた。Spotifyのデータベースによると、去年の僕はこんな感じだったらしい。

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まあまあ納得である。総再生時間が13,436分なので、1日あたり35分。もちろんSpotify以外にも純正音楽アプリやYoutubeでも音楽は聴いていたので多少上振れしたとしてもだいたい1日40分くらい。2018年の一番の収穫はMac DeMarcoを知れたことかもしれない。聴き狂っていた。

暇なのでトップソングのMVも参考までに貼っておきます。

 

NVDES - D.Y.T. (Do Your Thing) feat.REMMI

 

Mac DeMarco - My Kind of Woman

 

MONDO GROSSO - 偽りのシンパシーfeat.アイナ・ジ・エンド (BiSH)

 

くるり - だいじなこと

 

 レキシ - 幸福論

レキシのこのカバー素晴らしかった 

 

 

 

最近こればっか聴いてる。

 

 

後厄を無事抜けましたので、今年は元気いっぱい頑張りたいと思います。